新たにされて

ボクの内にも形相 - emmaus.hatenablog.jp的像(イデア)を入れる器があって、そして他方魂の記憶が次々に新たな像が日ごとに別な方に注ぎ込むのだ。有を越えたひとつの有を見るのである。
ある時、明かりひとつない真っ暗な広い無人の工場でNC工作機器が動く場に居合わすことがあった。またある時ボクは九死に一生をえるという事故でしばらくの間眼に光りを失ったことがあった。だが闇の中にボクをなぞる何かの実体があって、おのれの輪郭がものの輪郭浮かび上がったことを知った。あれが光か。そうならば光とは何? 確かなリアリティがあった。確かさは遮っても変わらぬものだった。